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国ごとの特徴を知ろう! その他の国々②

  • 執筆者の写真: peko
    peko
  • 2024年3月20日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月22日



★とても寒い地で、かなりの傾斜面でブドウを栽培している。(より日光が当たるように)


★ドイツワインと聞くと、甘い白ワインが浮かぶが、実は辛口ワインが7割を占める。昔は輸出用はほとんど甘口だったが、今はトロッケンと言われる辛口ワインも多く出回っている。しかしながら、カビネットから始まりアイスヴァインやトロッケンベーレンアウスレーゼと言われる超甘口ワインがドイツワインの真骨頂である。


昔のトロッケンは酸が強すぎて痛かったけど、最近は熟度に達してから収穫される、暖かくなっている ことから丸みがある。


★ドイツと言えばリースリング。1/4を占める。


★厳格なドイツワイン法が2021年に変更され、今まではブドウの糖度が高いほど格上ワインだったのが、他国のような地理的呼称範囲になる。(2026年からラベル表記も変わる)


★全13の産地があるが、主な産地は南西部に集まっている。

特筆すべき産地は以下↓

・ラインヘッセン・・ドイツ最大の生産地域


・モーゼル・・リースリングの銘醸地で高級ワインの産地。白のロマネ・コンティと呼ばれるリースリングもここ生まれ。モーゼルは、傾斜30度以上の急斜面に畑があり、中には70度の畑もあるという。

リースリング62%, ミュガー・トゥルガウ他


・ラインガウ・・モーゼルと並ぶリースリングの銘醸地

リースリング8割


・ナーエ・・魅力的なアロマや丸みのある味わいの、peko の好きな産地。シルヴァーナーという白い花のような香りの品種がおすすめ


★品種としては、白はリースリングの他にミュガー・トゥルガウ、ピノグリ、ピノブラン、シルヴァーナーなど。赤はピノノワールなど

いくつものシノニム(別名)があり、ややこしい


★フランス語圏、ドイツ語圏、イタリア語圏の産地に分かれるが、フランス語圏であるヴォー州の辺りがワイン生産量の8割を占める。

スイスでは紀元前からワイン造りは行われていたが、10~12世紀に今の基礎が築かれた。

ヴォー州ローザンヌ付近のラヴォー地区は2007年に世界遺産となっている。


★自国内の生産量が少ないのもあり、消費ワインの65%を輸入している。

輸出量は1%程度。


★白ブドウ品種のシャスラはスイスの主要品種で、黒ブドウはピノ・ノワールやガメイ。


★主要産地は西部フランス語圏のヴァレー州、ヴォー州。

・ヴァレー州・・赤の生産量多(ピノ・ノワール)

・ヴォー州・・白の生産量多(シャスラ6割)

スイスは標高が高く、気温は低い。降水量は低め


★世界中からワインが集まるロンドン。マスター・オブ・ワインやマスター・ソムリエの創設もここ


★輸入中心の国だが、近年暖かくなったことから主にスパークリングワインが南の方で造られている。そして年と共においしくなっている。(酸がまろやかになり、味わい深くなった)


★産地はイングランド南部に固まっており、2011年にワイン法も導入され、原産地呼称がある。栽培面積としては、ケント州が一番大きい。


★約180のワイナリーがあり、6割以上スパークリングワインが造られている。


★ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエが主


★第二のシャンパーニュの所以は、暖かくなったシャンパーニュではワイン造りに支障をきたしているため、代替地として大手シャンパーニュメゾンは動いていること。

(2022.12のラボ参照)


[おまけ]

写真は、ベリー・ブラザーズ&ラッド(BBR)で、1698年創業、英国最古のワイン&スピリッツ商。家族経営で、英国外は香港、シンガポール、東京にオフィスがある。主に高級ワインを取り扱い、かなり強気な商売をしているが、品揃えには定評があり、世界のコレクターに支持を得ている。「世界の高級ワイン収集のリーダー」との位置付けらしい

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