ワイン会
2023年8月20日
夏休みワイン会
peko's wine labo 3回目となるリアルワイン会をいつものクラシコ(名古屋市中区)に於いて、開催しました。
今回のワイン紹介
★泡: Ayala NV アヤラ
🇫🇷 フランス>シャンパーニュ
2005年にボランジェファミリーとなったが、その関係かシェフ・ド・カーブ(醸造責任者)はボランジェからの人物が務める。2023年以前のインポーター流通品は女性シェフ・ド・カーブによるもので、現行品よりやわらかさと複雑みがあり、随分と違う。今回は私がストックするラスト1本で、ただドライなだけじゃないアヤラを味わって頂けた。
★白: Pisoni Vineyards & Winery Lucia Chardonnay 2018 ルシア シャルドネ
🇺🇸アメリカ>カリフォルニア州>サンタルシアハイランズ
サンタルシアハイランズの先駆者ピゾーニのセカンドにあたるシャルドネ。
1年前に同ヴィンテージを飲んだ時よりも熟成していて、ふくよかでバターや蜂蜜の感じが出ていた。
ピゾーニは「神の雫」にも登場するそう。
★白: Ridge Monte Bello Chardonnay 2013 モンテベロ シャルドネ
🇺🇸アメリカ>カリフォルニア州>サンタクルーズマウンテン
カリフォルニアを代表する名門ワイナリーリッジ。(オーナーは大塚製薬)
今回はモンテベロのシャルドネを堪能いただきました。熟成したこの子はまるでモンラッシェですが、まだ10年経過でまだまだ感がありました。それにしても偉大なワインは素晴らしく、ゴールド色にバターやナッツ、蜂蜜・・といった感じだけど重くなく、一貫してエレガントな至福ワインでした。
★赤: Giacosa Fratelli Barolo Scarrone Vigna Mandorlo 2011 バローロ
🇮🇹イタリア>ピエモンテ州>ネイヴェ村
バローロ・ボーイズなので、こんなに熟成させなくてもおいしくいただけますが、今回は12年経過で。
なおしっかりした果実味とボディの優雅な子でした。
※バローロ・ボーイズ・・造り方の一種で、微量の酸素を通し、酸化させずにタンニンをやわらかくする手法を行なった新生バローロたちを指す言葉
★赤: Château Angélus N°3 d'Angélus 2012 ニュメロ トロワ ダンジェリュス
🇫🇷フランス>ボルドー>サンテミリオン
グラン・クリュ・クラッセA格付けも、2022年その制度自体から撤退した老舗シャトー。
2006年まではシャトー・マズラの名称だったアンジェリュスのサードワイン。このシャトーではセカンド、サードをファーストとははなから異なる構成で造るが、この子はこの子単体で語られていいほど味わい深さがある。
★赤: Penfolds Grange 2006 グランジ
🇦🇺オーストラリア>サウスオーストラリア州>バロッサ・ヴァレー
オーストラリアの最高峰と言われ、ペンフォールズの顔でもあるグランジ。この年はオーストラリアを代表する品種シラーズ98%+カベルネ2%。そしてパーカーポイント98点。
グランジは縁があり最低20年熟成を必要とすることを体感しているが、今回17年経過でデキャンタージュをして味わった。まだまだ熟成の途中ではあったけれど、十分グランジらしさを味わっていただけたと思う。
ちなみにこれを予算に入れてワイン会をすると大変なので、この子はpekoからのギフトです。
今回は、全体的に現行ヴィンテージではなく各々適した年頃のオールドヴィンテージといったラインナップになっていたなぁと(意図したわけではない)思いました。
ガツンと濃ゆいアメリカのカベルネがなかったけれど、全体的にこなれた感じのワインも、なかなか経験したくても出来ないものなのでよかったのかな と思ってます。
次回、11月のお声を多くいただきましたので、11月に開催を予定します。
ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。